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駒場ネオパレスの思い出

この事務所も来月で遂に開業3年になります。お客が一人もいないで始めたんですが、何とかもって3年になりました。石の上にも三年といいますが、3年なんてあっという間です。ももくり3年、ももクロ5年、柿8年といいますが、法律事務所は何年やっても毎月新しい変な事件が舞い込んできて、いつまで経っても事件が終わらず、なくならず辞めることができません。そんなこんなで、3年もてば、まあこれからも何とかなるだろうかと思い立ち、今月末で事務所を引越しします。次の事務所ではすぐに枯れてしまうアジアンタムを育てることはせずに、柿でも植えて、何とか8年くらいは続けたいと果樹栽培の決意を新たにしています。 そういうわけで、今週はこまめに引越し準備のため事務所のものを整理していたのだれど、いよいよ明日は本格的に物を搬出するため、今夜は気合を入れてかれこれ5時間以上片付けをしているが、3年も事務所やっていると、本当に凄まじいものの量になる。自分でもよくこんなに物を買ったなぁと、感心する。 しかもそのほとんどが不要なものだったりする。というのも私はもともと、一人で事務所を始めて、最初はオバマ君という同志がいたけど、彼が出て行ってからは、また一人になり、しばらくしてパートのおばさまが来るようになったが、事務所に一人でいることが多かったので、本当にこの事務所は私の部屋のようだった。仕事もあまり好きな方ではなかったし、仕事もそれほどあるわけではなかったので、CDやら法律以外の本やら、植物、植木、普段着、靴、そんなものが溢れていた。 開業して2年目くらいから、クライアントにお酒の魅力を教えてもらってからは、酒やらグラスなどが妙に増え始め、定期的に弁護士仲間と「タム飲み」というのをするようになった。今思えばおかしいなと思うんだけれど、そういえば打ち合わせ室には相談者から見えるところにずっとワイングラスが陳列されていたが、あれは止めようと思う。 それ以外にも本当にガラクタも多く、結構いろんなものを捨てた。仕事でよく、動産執行なんて二束三文にしかならない、と依頼者に言うことがあるが、正直この事務所もガラクタばかりで金目のものを探すほうが大変だろう。価値があるといえば、イタリア製のオーディオ、デンマーク製の自転車ぐらいだろうか。おそらくそれでも評価額は5万円にもならないものだろう。そういえば、少し前まではうちの事務所には、私の自転車が3台置かれていた。1台は大学の後輩が司法試験に受かったのでお祝いだよ、とあげてしまったが、正直いうとその自転車は別れた彼女に乗らせようと買ったものなので要らなくなっただけだった。3年くらい事務所をやっていれば、100万円くらいする絵画とかを優良クライアントからもらえるのではと思っていたけど、そんなことはなかった。 ガラクタばかりがあるわけではなく、仕事も結構バリバリやっていた口なので、事件記録も結構大量で、これも新しい事務所に持っていかなければならない。今週は、事件記録の量を圧縮するため不要な書類についてはシュレッダーをかけているが、すごい量だった。色々記録を整理しながら、メモとか書類を見返しているけど、もう思い出せない依頼者や相談者も多い。 さて、本日の時事問題といえば、10月17日の東京新聞28面(特報) 「俺は客だ」の心理 暴発? 相次ぐタクシーへの暴行事件 不満弱者にぶつける「日本社会の病理」 より 最近の話題といえば、前園元サッカー選手をはじめとするタクシー運転手への暴行事件(ニュースで日本代表と言っているのはタクシー暴行事件の代表ではなく、以前サッカーの日本代表だったという意味である)。この類の暴行または料金の支払を免れる強盗事件は昔も歌舞伎俳優やミュージシャンが起こして報道されたり、それ以外でもよく新聞報道されている。今日の東京新聞でも、特集がされていたが、経路が渋滞していたりして料金が高くなってくるとイライラして喧嘩を仕掛けてくる酔っ払いが多いとのことだ。 ところで、私は何故か民事事件、刑事事件を通じてタクシーの運転手の依頼者が多かった。その方々からタクシー業界の話を聞くと、タクシー運転手というのは常に密室で他人に背を向けて、お金を保管しているという、かなり危険なシチュエーションにいて、かなりの緊張感のなか仕事をしているのだそうだ。女性の運転手なんかも、酔っ払いの男性を乗せて嫌な思い怖い思いをすることもあるらしい。そんな中で一つ聞いた話が、これは私の依頼者ではないが、タクシー運転手は常に危険と隣り合わせだ、そういうわけで、タクシー運転手7つ道具として、催涙スプレー、特殊警棒を持っていて、代金払わないとケチをつけて来た客には警棒を構える者も結構いるらしい(警棒の携帯は軽犯罪法違反)。この話を聞いて、怖いなぁ、自分はタクシー運転手には礼儀正しくしようと思ったことがある。 先日アメリカの経済の減速について話していたら、オバマはアメリカのライフル協会を敵に回したから支持を失ったんだ、とライフルについて語り出した運転手がいて、私はよく海外に撃ちに行きますよ、20口径じゃなくて38もやりますよとか、恐ろしいことを言っていて、信号待ちの時におもむろにダッシュボードを開けるもんだから、銃出すのか、とびっくりしたけど、スマホを取り出して彼が海外で銃を撃っている動画を見せ始めた。お客を乗せて運転中なんだからスマホ見せて来るなよ、とさすがに私も怒ろうかと思ったが、七つ道具で脅されたら怖いので止めておいた。そう、とにかく、タクシーの運転手にケチをつけて喧嘩を売るとかいうのは、強盗という重い罪にも問われかねないし、もしくは返り討ちに合う可能性もあるので、いじめ、暴行、カッコ悪い、どころじゃないので、ダメ、絶対!ということです。 さて、とにかく事務所の整理をしていると色んな思い出が蘇ってみます。恋人とか、依頼者とかからのラブレターとかもでてきて、それもシュレッダーかけたりして、これからも前向きにやっていこうと思いました。 このブログの本題はというと、11月2日に事務所引越しパーティーを新しい事務所で開こうと思っていて、3周年にちなんで30本収容のワインセラーを買おうと思っているので、お越し頂く皆様はぜひワインをお持ちいただき、セラーを埋めたいということです。その件については、またご案内をしますので、ぜひお越しくださいませ。 あー、まだ整理が終わらない。 タツゾー

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お酒代を弁護士業の経費にしたい!

11月末をもってアジアンタム法律事務所も開所2周年で12月から3年目を迎えた。この2年間は仕事が多すぎるということもなく、暇すぎることもなく、これからもこのくらいの仕事量で続けて行きたい。最近は知り合い皆から、タツゾーは弁護士なのに毎日酒を飲んでいる、と言われるが、別に仕事がないから飲んでいるわけではないし、仕事をサボって飲んでいるわけでもないし、そもそも仕事してないとこんなに酒を飲めるわけないんだから全然悪いことじゃない、と思う。 ところで、私の尊敬している弁護士の師匠は、ほとんどお酒を飲まない方だけど、その師匠は寝ている時も受任している事件のことを考えていて、夜、ハっと目を覚まし、PCに向かって準備書面の起案を始めてしまうことがある、と以前言っていた。 私も弁護士なりたてのころ、ほとんどお酒を飲まずに、寝ている時に事件のことを思い出して起きてしまうことがあったが、お酒を飲み始めてからというもの全くそういうことはなくなり、精神衛生は非常に良好になっている。そういう意味では、ワークライフバランスを保つためにお酒は必須アイテムとなっている。 また、最近、夜になって頭や体が疲れてくることがあり、「家に帰るかどこかに食事に行きたい!けど、どうしても書面を書き上げたい!」というときに、外に遊びに出ないようにするために、事務所でワインを開けて飲み始めることがある。これは、私の日中の仕事の邪魔をしている雑念を吹き飛ばし、起案を進めるのにかなり有効な手段となっている(飲んだまま最終原稿を仕上げるわけではない)。ただし、急に依頼者と面談する可能性のある17時より前には使うことができない。 そういう意味で、私にとってお酒を飲むことは、仕事の悩みから精神衛生を健全に保つためにも、雑念を振り払って仕事に打ち込むためにも、弁護士業務を行なっていくのに必須の営みになっていることは間違いない。 それに加え、外でお酒を飲むことは営業になるかもしれないし、人と話して勉強になるかもしれないし、飲食をすることは仕事の一環だと思っている。そのように公言する大先輩も多く知っている。 ただ、実際には、私は外で飲食をしても仕事を頼まれることはないので営業にはなっていないし、最近では経営を逼迫し始めている感もある。このあたりを今後どう変えて行くかが当事務所の3年目の課題となる。 前置きが長くなったが、今日の時事問題は、東京新聞26面(こちら特報部)より 「競馬に勝手大損!? もうけ1.4億円6.9億円課税」 三年間のうちに約28億7000万円の馬券を購入して約30億円の配当金を得て最終的に約1億4000万円程度の黒字になった大阪市の会社員が、大阪国税局から当たり馬券の購入費約1億円だけが配当金から差し引かれる経費とされ、29億円が一時所得として所得税の対象になると認定され、追徴課税を課され、告発ののち刑事裁判になっているとのこと。 この大阪国税局の解釈により確定申告をしていなかった男性は国税局より所得税5億7000万円を脱税されたとして大阪地方検察庁に告発され、2011年2月に在宅起訴されている。この件で、男性は約6億9000万円追徴課税されているらしい。 この事件において、弁護側は、男性は業務として馬券を購入し続けており、これまでに購入した外れ馬券の購入代金は全て必要経費に含まれるので、馬券購入費も課税標準から差し引かれるべき、と主張しているようだ。つまり、この男性にとって、競馬の当たりによる配当金収入は「一時所得」ではなく「事業所得」であり必要経費の控除が認められるべきだ、という主張をしているらしい。 一時所得に関して控除が認められる経費は、一時所得に直接要した金額にかぎられるというのが所得税法の定めであるため、外れ馬券は必要経費とは認められないようだ。 一時所得について定めた所得税法第34条 Ⅰ一時所得とは、利子所得、配当所得、不動産所得、事業所得、給与所得、退職所得、山林所得及び譲渡所得以外の所得のうち、営利を目的とする継続的行為から生じた所得以外の一時の所得で労務その他の役務又は資産の譲渡の対価としての性質を有しないものをいう。 Ⅱ 一時所得の金額は、その年中の一時所得に係る総収入金額からその収入を得るために支出した金額(その収入を生じた行為をするため、又はその収入を生じた原因の発生に伴い直接要した金額に限る。)の合計額を控除し、その残額から一時所得の特別控除額を控除した金額とする。 私もこの事件については、男性が5億7000万円の税金を負うべきではないし、この件で5億もの高額の脱税をしたということで有罪になるべきではないと思う。とは言っても、馬券を買う頻度によって、配当金の性質が変わるという解釈が妥当なのか、事業所得について業種を列挙している法の解釈を超えて、ギャンブル収入を事業所得として認める解釈が租税法定主義に反しないのか、非常に難しい問題だと思う。 ちなみに、所得税法27条1項  事業所得とは、農業、漁業、製造業、卸売業、小売業、サービス業その他の事業で政令で定めるものから生ずる所得(山林所得又は譲渡所得に該当するものを除く。)をいう。 政令で定めるもの(その他対価を得て継続的に行う事業)に競馬業が含まれるとも思われない。 そういえば、私は昔事務所のアシスタントをしてくれていた友人と食事をすると、翌日新規案件が舞い込むというジンクスがあり、事務所の売上向上のため、時々その座敷わらしの友人を接待しているが、接待交際費として経費参入できないハズはないと思う。 ちなみに、私は一時所得を得ているわけではないので、収入を生じた原因に直接要したお金でなくても経費に入れられるはずなので、これからもどんどん、潜在顧客の友人たちを接待交際したいと思う。できれば、事務所で飲んでいるお酒代も、私の業務能率の向上に寄与しているので、是非とも必要経費として認めて欲しいんだけど、世田谷税務署さんどうでしょうか? アル弁と言われることが多くなった私ですが3年目もよろしくお願いします。 タツゾー

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ふらり ふら ふら フラガール

世の中はゴールデン・ウィークだが,私は被疑者4名をかかえ気が休まらない。どこか観光にでも行きたかったがあきらめた。 本日の日経は6面(特集)より 震災に立ち向かう 「観光地元気に」全国巡業  立ち上がるフラガール 福島県いわき市のスパリゾートハワイアンズのフラダンスダンサー29名が4月22日に震災後初めて練習を再開し,今後ダンサー達は今後いわき市,福島県内の避難所を慰問に訪れ,その後全国を巡業公演する計画とのこと。 全国巡業はスパリゾートハワイアンズ開業前年の昭和40年以来だと言う。このリゾート施設は炭鉱閉山による地域低迷の危機を救うために開所した施設だ。数年前に公開されたスパリゾートハワイアンズの創設を描いた「フラガール」という映画にその模様が描かれている。 現在いわき市の観光産業は,原発事故による風評被害で危機的状況となっていて,約1月前には,このリゾート施設を運営する常磐興業は,大半の契約社員の契約を打ち切り大規模の人員削減を発表した。もちろんそこにはフランダンサーも含まれていた。雇用継続されたダンサー達は,炭鉱閉山以来迎えたいわき市の危機を救い,観光産業復興のため活動を続けていって欲しい。私もフラガールがふらりと東京に来て公演するのであれば是非見に行ってみたい。 映画「フラガール」は,結構泣ける映画だった。とにかく蒼井優のフラダンスが素晴らしく会津弁が萌える感じです。 そういえば,知人の萌え系司法書士の渡邊さんが司法書士受験と開業に関する書籍を出版しました。おめでとうございます。 http://www.jiyu.co.jp/shumiseikatsu/detail.php?eid=01126&series_id=s01 勝手にリンク貼っちゃいましたが,もしご迷惑でしたら,プロバイダーに削除依頼してください。 タツゾー

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