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誰でもよいと言いながら

開所以来二人三脚でやってきた事務員が先週いっぱいで事務所を去った。彼は、事務所の手伝いをしながら転職活動と婚活をしていたのだが、婚活の方はまだうまくいっていない。どんな人と結婚したいのかと聞くと、「僕は誰でもいいんですよ」と話していた。 さて、本日の日経は、30面(社会)から 偽装結婚摘発昨年25%増加 471人 警察庁まとめ 来日外国人が在留資格を得るための偽装結婚事件で2010年に摘発された件数が471人と、前年より約25パーセント増加したとのこと。 在留資格を得るためだけの目的で結婚の実態がないにもかかわらず、婚姻届を提出し場合には、公正証書原本不実記載罪、同供用罪が成立する(現在戸籍は電子化されているので、正確には電磁的公正証書不実記載罪となる)。 刑法157条 (公正証書原本不実記載等) 公務員に対し虚偽の申立てをして、登記簿、戸籍簿その他の権利若しくは義務に関する公正証書の原本に不実の記載をさせ、又は権利若しくは義務に関する公正証書の原本として用いられる電磁的記録に不実の記録をさせた者は、5年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。 近年、在留資格を得ることの出来ない外国人、在留期限が切れてしまう外国人に日本人の配偶者としての在留資格を得させる目的で単身者を紹介し、偽造結婚をさせ、あっ旋の対価を得るビジネスが増えている。昨年摘発された471名のうち、このような仲介を行った日本人と結婚の相手方の日本人が269名と半数以上を占めているのが注目される。  偽装結婚というのは、婚姻生活の実態がないにもかかわらず、別の意図で婚姻届を提出し、戸籍上婚姻関係を創出することを指すようだ。偽装結婚は、外国人が在留資格の取得のためにされる場合や、同性愛者同士が税制上の優遇措置を受けるなどのために利用されることがあるという。前者は、当然摘発の必要のある可罰性の高い行為であると思われるが、後者なんかは摘発の必要が低い、または全く摘発の必要が無いものが大半ではないかと思う。  民法739条によれば、婚姻の届出には2名の証人の署名または口頭立会いが必要となっている。婚姻届の証人となるのは、成年であれば誰でもよいが、他人に頼むときはお礼を渡すことが一般的で、親族が証人となることが多い。もし、偽装結婚と知りながら、第三者が婚姻届に証人として署名したり、届出の立ち会いをした場合には、その証人は上記公正証書原本不実記載罪、同供用罪の共犯となってしまうことがある。そのようなことを知らずに、婚姻届の証人として名前を貸せば云万円を支払う、という怪しいアルバイトに手を出すと逮捕されることもあるので注意が必要だ。 この度、3ヶ月間当事務所を支えてきた優秀なカリスマ事務員が希望していた業種の会社に就職することになった。もう、この先、彼ほどパフォーマンスの高い人材を見つけることは出来ないだろう。物騒なご時世なので、誰でもよいから結婚したいと話している彼のことが心配になっている。とはいっても、あの事務員は結構好みにうるさかった気がするので心配ないでしょう。さらなるご活躍をお祈りしております。 さて、私の友人の素敵なご夫婦池田様とその息子レオー君(2か月半)からとってもおしゃれなラジオメーター(中央)をいただきました。赤外線に反応し、中のプロペラが回るドイツ製の置物です。 左の置時計と右の一輪挿しの花瓶は、昨年末に友人の辣腕弁護士のミホミホ先生からいただいたものです。 どうもありがとうございました。 タツゾー

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