その土曜日、7時58分頃  ~シドニー・ルメット訃報によせて~

先週金曜は大学時代の友人ジョルジュと日仏学院で催された「ゲンズブールと女たち」の先行上映を見に行った。先週は、セルジュ・ゲンズブールの元妻ジェーン・バーキンが自費で来日しチャリティーライブを行っていた。私は残念ながらライブには行くことができず、ユーストリームで見たのだが、ジェーンが最後に歌ったキャベツ野郎の「La Javanaisee」には感動した。

本日の日経は35面(社会)より

「十二人の怒れる男」「評決」 ルメット監督死去 86歳

陪審員を描いた「十二人の怒れる男」などの社会的作品知られる映画界の巨匠シドニー・ルメット氏が4月9日土曜日時間までは分からないがニューヨークの自宅でリンパ腫のため86歳で死去した。
ルメット監督のフィルモグラフィーを眺めてみると、司法、とりわけ刑事司法に関連するタイトルの作品が極めて多い。この監督の作品は、刑事事件を題材にスリルあふれるシーン構成をし、人間の心理を繊細に描写するもので本当に素晴らしい。私はほとんど見ていないのだけれども。
ルメット氏はかなり活発に映画を撮り続けた方で80歳を超えた2007年にも、フィリップ・シーモア・ホフマンとイーサン・ホーク主演の『その土曜日、7時58分』という作品を撮り、これがおそらく遺作となっている。この映画はとても高い評価を得ており、私も大好きな作品。
80歳を過ぎてもできる人間はできるということだ。

さて、続いて33面(社会)より

「最後のご奉公」再び 石原氏4選

昨日の東京都知事選で、78歳の現職知事石原慎太郎氏が圧倒的大差で再選を果たした。
石原氏は震災対応に追われ、該当演説に立ったのは最終日の1日だけだったようだが、そこで「東京は日本の心臓、頭。よく分からん人に譲るわけにはいかない。」と演説をしていたようだ。
そういわれてみれば、今回に限らないが都知事選というものは、毎度よくわからない人が立候補している。そういうよくわからない人たちがあふれ、それなりの支持を集めることができるのが東京という都市の魅力なのだろう。

石原氏は当選後、節電のため「パチンコ・自動販売機を考え直そう」「自販機がなくたって生きていける」と発言したようだが、なぜ特定業種を狙い撃ちして節電を求めたのか理解に苦しむ。何も当選直後に特定の業種をやり玉にあげて節電を求める必要はないと思う。電力消費量のうちの大半は冷暖房にかかるものなのだから、パチンコ屋ばかりを攻めたてても仕方がない。
この発言は、彼の国粋主義から出たパチンコ業界へ攻撃のような気がするのは私だけだろうか。

なにかと物議を醸し出す人だが、おそらく現状この東京を引っ張っていけるのが78歳のこのおじいさんしかいないと都民の大半が判断して、当選したのだから石原都知事には持ち前の手腕を発揮していただきたい。

本日、ジョルジュから良い香りの羽衣ジャスミンをいただきました。

どうもありがとうございます。

タツゾー

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